私は福島県の海に近い町で生まれ育ち、小さい頃から魚が大好きでした。大学で水産学を学び、三共水産(株)に入社を希望したのも魚に関わる仕事がしたかったのが理由です。
鮮魚課に配属され、現在で3年目になります。鮮魚課では、一般の家庭でも馴染みの深いアジやイワシなど『大衆魚』と呼ばれる鮮魚を扱う部署です。
入社当初は先輩方の魚に対する知識、情報量の多さに驚きました。同じ魚でも、産地や季節によって大きさや脂の乗りなどで、味が全く違います。その様な情報と共にお客様のニーズに合わせて商品を提供するのが私達の大事な役割です。
果たして自分にできるのだろうかと不安になりましたが、先輩方、時にはお客様からも丁寧に教えていただき、徐々に仕入、販売も任されるようになってきました。
自分が仕入れた魚がスーパーマーケットなどお店に並ぶのを見るのは、とても嬉しいものです。自分の努力が目に見える形で報われるのは何よりの喜びです。当然、大変なこともありますが、それを上回るやりがいのある仕事だと思います。